「良いものなのに、お店で売れ残る…」攻めの販促ツールを活用して商品をPR!店頭で使える販促ツール5選と売り場づくりのコツ ~その1~
近年、産直や定期開催のマルシェ、イベントでの移動販売など、「個人がモノを作って販売する場面」が大幅に増えていますね。
ハンドメイドのアクセサリーや、農家さんの野菜や加工品、どの商品も、作り手の想いが込められたものばかり。
それなのに、何だか売れ行きが良くなかったり、お店で売れ残る…なんてことはありませんか?
もしかしたら、その商品の魅力が買い手に伝わっていないのかもしれません。
今回は、目を引く・魅力に気付いてもらうための「攻めの販促ツール」をご紹介します!
「気付いてもらう」が第一歩!にぎやかな売り場でPR
どんなに良い商品でも、気付いてもらえなければ買ってもらえません…。
そこでまずは、販促ツールで売り場をにぎやかにして、買い手に注目してもらいましょう!
取り組みやすい順に、5つご紹介します。
- 商品POP
- ショップカード
- パンフレット・リーフレット
- ミニのぼり旗
- 什器
1.商品POP
一番取り組みやすいのが、商品POPをつくること。
ですが、「POPを制する者は売り場を制す」と言われるほど、商品POPは重要な販促ツールなんです!
POPとは、「Point Of Purchase」の頭文字で、売り場に置いてある広告や展示物のこと。
商品POPには、名前のとおり商品の説明が書かれていて、その形はカード、ポスター、卓上パネルなどさまざまです。
自分で動いたりしゃべったりはしれくれませんが、じっとそこにあることで「静かな営業マン」として商品を宣伝してくれます。
商品POPには、パッケージだけでは伝わりきらない「商品の良いところ」を載せましょう!
ポイントは、たくさん書きすぎないこと。いろんな情報を載せすぎると、本当に伝わってほしい価値が埋もれてしまい、伝わらなくなってしまうので要注意です。
どうしても伝えたい情報がしぼりきれないときは、「優先順位をつけて3つのポイントだけ載せる」などのルールを決めましょう。
どんなPOPを作ったらいいか分からないときには、実際に商品を置く店にはどんなPOPが置いてあるのかをじっくり観察してみましょう。
大きな会社の商品には立派なPOPがついているので、「こんなの作れない…」と不安になるかもしれませんが、まずはできる範囲からで大丈夫!
パソコンが得意な方はPowerPointなどを使って作ってもいいですし、パソコンが苦手な方や手書きが得意な方はぜひ手書きPOPを作ってみてください。実は、手書きのPOPは買い手に喜ばれることが多いんです。
POPを売り場に置くときには、ラミネート加工をしたり、パネルに張り付けたりすると置きやすくなります。POPスタンドを使うと、POPが商品を隠したり、逆にPOPが商品に埋もれるのを防ぐことができるので便利です。
2.ショップカード
ショップカードは、お店の名刺のようなものですよね。
産直に出品する場合や、お店に商品だけを置かせてもらうときにも、ショップカードを置いておくことで、自分のお店や事業を知ってもらうきっかけが作れます。
ホームページやSNS、ネットショップのアドレスを載せておくことで、興味がある人に見てもらうことができ、「〇月〇日、△△のイベントに出店します」とか「今月から新商品を発売します」などの最新情報を届けることができます。
名刺~ハガキくらいの小さいサイズで作っておくと、買い手も自分も取り回しがしやすいのでおすすめです。
3.パンフレット・リーフレット
パンフレット・リーフレットがショップカードや商品POPと異なる点は、載せられる情報量の多さです。ひとつひとつの商品や事業について詳しく記載することができるので、「この商品はこうやって作っています」とか「こういう想いで作っています」ということが伝わりやすくなります。
また、ギフト購入のリクエストがあった場合に商品に添えたり、商談などの説明を求められる場面でも補助的に使えたりと、活躍の機会は案外多いので、商品や事業がある程度固まっている方におすすめです。
サイズは、名刺~A5くらいまでの、あまり大きすぎないサイズにしておくと便利です。
4.ミニのぼり旗
あまり見かけないようで案外身近にある販促ツールが、この「ミニのぼり旗」です。
普通の「のぼり旗」は、お店の外に置くことでお客さんを呼び込む効果があることはよく知られていますね。「ミニのぼり旗」にはどんな効果が期待できるかというと、すばり「省スペースでがっつりPR」です。
旗は、活気づけたりにぎやかしたりすることに特化したツールです。運動会や体育祭で、万国旗が青空にはためいていると、それだけでワクワクした!という方も多いはず。その効果は、小さくなってもしっかり発揮してくれます!
オリジナルのものを自作するのは、入稿データの作成など少しハードルが高いかもしれませんが、小ロットから対応してくれる製作会社もあるので、数量や費用の面では比較的取り組みやすいツールではないでしょうか。
5.什器
商品の販売で使う「什器(じゅうき)」とは、商品を並べるときに使うディスプレイ用品のこと。棚やショーケースなどの総称で、ただ商品を並べやすくするためだけでなく、商品の魅力を引き立てるためにも使われます。
什器によって売り場の雰囲気はガラッと変わるので、どんな什器を選ぶかが重要です。
おなじ木製の什器でも、木の色や角の形によって違った雰囲気になりますし、メインは木材を使っていても、脚の部分に黒いアイアンが使われていたら少しかっこいい雰囲気になりますよね。
そこに並べる商品は、どんな什器と組み合わせるとより魅力的に見えるでしょうか。
商品をおめかしさせるようなイメージで、ぴったりの什器を選んであげましょう。
什器を選ぶときに気を付けたいのが、耐荷重と安全性です。
ビンなどの重さがある商品を載せる場合には、どのくらいの重さまで載せられるのかは確認しておきたいポイントです。また、安定性の高いものを選ぶことや、尖った部分やささくれがないか確認しておくことで、触れた時のケガを予防することができます。どんなに素敵な什器でも、用途に合わないものや安全性の低いものは避けておきたいところです。
商品を置いてもらうお店によっては、持ち込みの什器が使えない場合もあるかもしれませんので、什器をそろえる前に確認しておくと安心です。
まとめ
買い手にとって、商品の選択肢が増えた今、売り場での積極的なPRは必要不可欠となってきました。
想いを込めて作っていても、「この商品ってどんなところが魅力的で、どうやってPRすればいいんだろう?」と悩んでいる方は、案外たくさんいらっしゃると思います。
実は、私も自己PRが苦手なタイプなので、悩めるあなたのお気持ちは本当によく分かります…!
商品の良いところがよく分からなくなってしまったときには、周りの人に聞いてみましょう。自分では見逃していた魅力ポイントが、きっと見つかるはずです!
あなたの商品が、ひとりでも多くの人に届きますように。
次回は、売り場のディスプレイ方法について掘り下げたいと思います!
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